里山の暮らし2

福岡県に来たのは、九州の中でも台風が一番来ないからです。更に、日本海側なので、魚がおいしいだろうという思いもありました。とは言っても、実は、一度も来た事が無い場所でした。

 

九州で立ち寄った事があるのは、宮崎と延岡だけです。福岡空港にも一瞬お世話になりました。でも、土地柄は全くの未知数です。それでも、何となく雰囲気で、九州、福岡県、というイメージが出来上っていました。

 

仕事を求めて、最初に訪れたのは、博多です。ある大学の面接で一泊しました。

でも予想外の都会で、しかも交通量が多く、歩道を自転車が走りまくっていて、危なくてしょうがない、とうのが印象です。こんな都会を期待はしていません。

気落ちしていた翌年、小倉に来ました。今の大学の面接で、やはり一泊しました。細川家ゆかりの地で宮本武蔵でも有名な小倉城。この町の印象に、ここだ、と感じました。静かでコンパクトな町づくりと、歴史の香りに引かれました。

 

その翌年から1年半、北九州市に単身赴任し、より一層北九州が気に入ってきました。そして、永住の地をここに決めたのです。

でも、実際に住む土地はもっと静かな田舎を選びました。北九州市でさえ、私には騒がしい都会です。終の住処は、もっと静かで心休まる地でないといけません。

 

土地を探し始めて半年後、宗像市の赤間駅周辺を重点地区にして探した所、良い土地に巡り会いました。高台で東側の眺めがよく、周囲は田んぼの田園地帯。その眺望の良い東側に大きな窓を設け、そこを食堂にする設計が頭に浮かび、決めました。

そして今、毎日この景色を窓から眺めながら、食事を取っています。朝日が昇り、夕闇のたそがれが美しい景色です。

 

宗像市はとても住み良い土地です。特に、この赤間駅周辺は便利で静かで、ストレスがありません。

期待以上の、里山の生活が始まりました。