福岡での1年−4

福岡県と言えば、やはり博多が一番有名ですし、私も博多の事は理解していました。福岡市のイメージは、横浜市、大阪市、神戸市などの都会というイメージよりも、おおらかで自然豊かな都市というイメージを持っていました。

一方、北九州市は工業都市のイメージしかありませんでした。

 

3年前、単身赴任で初めて北九州市に住み始めましたが、広々とした開放感のある街並が、一番の強い印象です。道が広く、高層ビルやマンションが少ないこと、更に、どの店舗も広い駐車場を抱えているので、全体の密度が薄くなっている為だと思います。

たまに横浜に帰ると、何か圧迫される様に感じ始めました。全てが狭く、密度が濃い為です。住んで1年もしないうちに、早く北九州に帰りたい、と思う様になっていました。

 

でも、いざ永住、と言う前提で見始めると、大型トラックが多く、自動車の運転マナーが悪く、そこそこ渋滞もあり、住宅街も中途半端な密度で、「ここではない」と見えてきたのです。

特に、運転マナーの悪さと乱暴さにはあきれてしまいました。ウィンカーを出さない、赤信号でも突っ込んで来る、割り込みや蛇行運転が普通にあるなど、横浜や東京の感覚では許されない運転が多いのです。

 

でも土地を探し始めてしばらくすると、宗像市は適度に郊外で、住み易い町という話を聞きました。で、実際に土地を見に行ってみると、駅周辺や3号線沿線にコンパクトに街並が出来ていて、住宅の周囲は里山という理想的なコンパクトシティーでした。しかも、小倉と博多のちょうど真ん中。職場にも近い。駅にも歩いて行ける距離に住宅地がある。店舗やスーパーはたくさんある。病院や医院も豊富。と、結構づくめでした。

ここなら、一生快適に住める。

長年の設計経験から来る直感が、赤間駅周辺に、敏感に反応したのです。